ヌーベル・キュイジーヌとは

ヌーベル・キュイジーヌとは

料理だけではなく、どの分野にも言えることは、伝統とそれに対するカウンターというものがあることです。従来のフランス料理にたいして、いかに軽いものを作るか、ということをテーマにしていたボキューズは、まさにこのカウンターに当たり、伝統のポワンやエスコフィエに対するカウンターであります。社会風俗や文化が変化しているということもあり、ボキューズの作った軽いフランス料理は人気となり、多くの人々に受け入れられました。

 

市民政治の時代に移行したのが、フランス革命ですが、その中で宮廷時代のイメージというと豊かさであり、装飾が多く、華やかなものです。違う言い方をすると、「ごちゃごちゃ」、「ごてごてと」しているようなものです。

 

しかし、第二次世界大戦後の時代は、スタイリッシュはシンプルということでもあり、モダニズムの文化が隆盛となりました。そしてそれがスマートさを演出しました。料理についても、「ヌーベル・キュイジーヌ」といい、色々なものが飾られたものではなくて、美味しく、軽く、スマートなものが求められ、人気となりました。